2014年7月9日水曜日

アンドレ・ボーフォール(Andre Beaufort)

 以前は店のワインリストにシャンパーニュの銘柄と共に生産者産やシャンパーニュの紹介をかいていましたが最近はかいていないのでこちらのブログで少しずつ生産者さんについて紹介を使用と思います。
 店にあるものをと思いますが、小さい店ゆえ、また扱っているシャンパーニュも生産数に限りがあるためいつも置いているわけではないのでご了承ください。



今回は大好きなアンドレ・ボーフォール(Andre Beaufort)

 メゾンはグランクリュのアンボネイにあり、アンボネイに1.6ha、オーブにあるポリジィに5haの畑を持っています。(アンボネイのものはアンドレ・ボーフォールで、ポリジーのものはジャック・ボーフォール名義)ジャックさんは引退して息子さんが継いだと聞いていましたが現在も元気に畑仕事に一生懸命のようです。

 いまでこそビオワインというものを多くの生産者がつくり、ビオワインやさんがはやっていますが、ジャックさんは1970年から畑で化学薬品を使用するのをやめたそう。それだけでなく、硫黄や硫酸銅なども使用しない。ご自身がけがをし、薬のアレルギー反応によって大変な思いをしたことから薬品に頼らない栽培を始めました。そのかわりに独自に調合したアロマオイルを使用しています。
私が訪れた際、帰りがけにジャックさんが笑顔でこれを嗅いでごらんと容器の蓋のようなものを差し出して下さいました。とてもリラックスできる優しい香りで、これが身体に悪いわけがない!!と思いました。

 シャンパーニュを勉強するとでてくるドサージュで一般的なものはBRUT、最近ではEXTRA BRUTやNON DOSEなどがはやっています。そんな中で、こちらのシャンパーニュはBRUTのほかDEMI-SECやDOUXを造っています。DOUXを造っているところは他にないかもしれませんね。こちらではDEMI-SECのドサージュは45g、DOUXのドサージュは65~70gと膨大な量でそんな甘いものを?という感じですが、そこも流石ジャックさん、甘口は毎年造るわけではなく貴腐がついたような年にのみ甘口はつくり、砂糖ではなくブドウの濃色果汁であるムーを使用しているからあまり味が変わるわけではないんだよと説明してくれました。

 突然の訪問にも関わらず、笑顔で語りながら18種類ものデグスタシオンをさせて下さったジャックさんありがとうございます。






 

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